あるオーナー様からのお便り 3. わらしべ長者

Sオーナー様からのお便りの続きです。

祖父は写真と生け花と書道が趣味の穏やかな
人でしたが、祖母は竹を割ったような性格で人に頼まれごとを

されて、まず断ったことはなかったと思います。


親類がお金が必要になり、土地を買って欲しいと言ってきた時には、

言い値より高く買いました。


知人の知り合いが、板金屋をしたいので、
五年間だけ土地を貸して欲しいと頼んできた時には、

五年では仕事が安定するのは、
短いから十年貸してやると言いました。


それも、固定資産税だけ払ってくれれば
いいとゆう口約束だけで。


実際、固定資産税の請求書だけを送っていました。

そして十年後、商売がうまく行って客が大勢ついたので、

土地を返したくないと言ってきました。

借地権があるので本当は相場より安いはずだけど、

おばあさんには恩があるので相場で買いたいと。


その時 祖母はもう寝たきりになっていたので
もめたくなかった事もあり 受け入れました。



そして、金庫にキャッシュで四千万円。

Sオーナー

前回までのお話しは、あるオーナー様からのお便りにて

紹介させて頂いていますので、お時間のある時にでも是非、

読んでみて下さい。

Arry